なんだか すっきりとしない天気が続く種子島です。
本土は大寒波が襲撃中で 特に日本海側は豪雪だそうで・・・
皆さんの地域も寒~い毎日が続いているのではないでしょうか?
風などひかれませんよう ご注意くださいネ。
さて本日のタイトルは「幸せ」について・・・なんて ひどく仰々しいものになってますが 先日 書店にて手にした雑誌に 私の大好きな作家さんの一人 田辺聖子さんが対談で 「幸せ」 について語ってみえ そのおっしゃっていることにイタク感銘したので ちょっと紹介させてください。
(以下 雑誌より抜粋)
私が幸せだなぁと思うのは 大人になっていろいろな考えが持てるようになったこと。
たとえば苦手だった食べ物でも 人に「まぁ そうおっしゃらずに騙されたと思って食べてみてちょうだい」と薦められて食べてみると美味しかったことは 誰にでも経験あるでしょ? 自分の好物を人に薦めて「食べたことなかったけど 美味しかったわ」と言ってもらえたら 嬉しいものです。 ものの考え方 見方も同じです。 1つの考えに縛られていたら不自由。 「これもあるよ」 「あれもあるよ」というふうにお裾分けしてみると みんな 気楽になれるのやないかしら。 (中略)
「毎日毎日発見があって嬉しい」と思えたら それはたくさんたくさん宝物を手に入れたことと一緒。 それが 大人になっていくことの幸せです。
と語ってみえました。
私も知らぬ間に!? 半世紀を生きてしまったオバハンですが こんな年になっても確固たる自分というものが確信できず 「いったい いつ 大人になれるのだろ???」 と自問していたのですが この文章を読んで少し ホッとしました。
そいえば 若い頃 上司に 「三井さん(私の旧姓です。) 考え方は いつも白!か黒!ではなく 灰色もあるんだよ」 と言われた私ですが ここ最近 灰色的な考え方が多くなってきた私・・・
これは もしかしたら いろんな人と会い いろんな考え方もできるようになってきたからなのかも・・・? そして もしかしたら 田辺さんいわく こんな考えを持てるようになったのは 大人になっていくことの幸せなのかも? と思ったわけです。
年を重ねると マイナス的(体力が落ちたり 顔のシワがふえたり・・・)要素は増えていくけど 楽しみも見つけれそうで 「悪くないかも・・・」と無理無理 思えるのでした。(笑)
’大震災があり 不況の続く日本です。こんなときこそ 気張らんと まぁぼちぼち行きまひょか。’
こんな言葉で 田辺さんの対談は終わっていました。
もちろん すぐ解決しなければいけないこともたくさんあるけれど 気持ちだけは できたらゆったりと どっしりと構えれる大人の幸せを いつか手に入れたいなぁと思う私でした。